2011年5月17日火曜日

しもたま柔道&闘病日記-その19-

しもたま柔道&闘病日記-その19-
昨日、有田山の会に所属する会員さんが、別の用事で2人いらした。「菰池さんですね。柔道日記は最初から読んでます。(菰池さんの書いた)他の山行記録も読んでますよ」とおっしゃる。なんと、県連事務所で手に入れては、有田の方々へ回覧して下さっているのだ。いやはや、恐れ入りました。ご愛読感謝いたします。
4月になって、道場の子ども達はそれぞれ上の学年へ移っていった。柔道を始めた時、まだ中学1年生だったやんちゃな男の子達が、いつのまにか大人びた高校生へと成長していた。その子達が進学しても道場に来て後輩達の面倒を見ている。さらに、年少の子ども達が次々と入り、4月からの道場は、ますます活気に満ちている。
カナダ人ドーン・ストルバーグの初めての昇段試合は4月だった。私は信州で用事があり、残念ながら応援できなかった。2月の昇級試合では、ドーンさんはいろいろ課題を発見した。試合の直前に体を温めておくことと、集中しておくことなどだった。友人のアメリカ人女性と話し込んでいて集中出来なかった彼女は、今度は友人を試合に呼ぶつもりはなかったという。その友人に「その日は暇?」と聞かれて「ごめん、柔道の試合があるの」というと、陽気なアメリカ人は「いいのよ、そんなこと気にしないで。私、見ているから」と答えたので、シャイで奥ゆかしい彼女は断りきれずに、性懲りも無く試合に呼んでしまった(多くのALTが限られた英語圏の友人の仲で孤立、孤独感を深めている。この、アメリカ人もまた、ドーンと土日を過ごさないと、英語で会話する人がいないまま、次の一週間を過ごすこととなるのだ)。まるで、日本人のようだ。欧米人なら、もっとはっきり物を言いそうなものなのだが。また、道場の他の生徒も来ないため、試合前のアップ、打ち込みが出来ない。集中出来るのだろうか。体は温められるのだろうか。私は不安なまま信州に旅立った。
帰ってくると、パソコンのメールに、試合の結果が入っていた。どちらの問題もクリアされていた。「陽気なアメリカ人」問題は、会場が観客席と選手の席が分かれていたため、試合の前後に会話することなくうまくいったそうだ。「ウォーミングアップ」のほうは、高校生がたまたま来ていたため、彼女と練習できたそうだ。試合結果は、1勝、1分、1敗。そのうち1人はなんと、ドイツ系の血を引いた大柄な彼女と、同じような大柄な女子高生が相手だったというのだ。試合になれていない彼女は、技をかけにいってつぶされ、押え込まれたまま身動きが取れなかったのだという。「次の課題は、寝技!」。彼女は、いままで寝技は熱心ではなかったのに、負ける経験というのは成長に必要なようだ。頑張れドーン。私も寝技対策に協力するよ!
私の膝の怪我はというと、4月に和医大でMRIをとってもらったところ、靭帯損傷が判明。しばらくはサポーターで固定して様子を見ることとなった(手術は、6月の滝川先生の世界マスターズ柔道。
いざ、私のひざの「奇跡の復活」に向けて出発だ!
ドーンさんとは、練習数回目で近所の「居酒屋」につれていった。そこで初めて、「日本酒」というのをのませたところ、日本のビールよりうまいとご満悦であった。日本食の中では、大阪名物の「お好み焼き」が気に入ったらしく、肉無しのシーフードをいつも注文していた。

0 件のコメント:

コメントを投稿